ドナーカードがない!

ドナーカード=臓器提供意思表示カードはどうしたら手に入るのでしょう?

今日の夕方のNHKのニュースで
拡張型心筋症の患者さんがドイツで移植手術を受けるリポートを
見ました。
拡張型心筋症は心臓が膨張して、心臓を包む筋肉が伸びて収縮する力を失う病気です。
治療が難しく移植しか有効な処置方法がないそうです。
日本では臓器移植が法的に認められているのに、
ドナーカードの普及が進まずドナーがいないことが障害になっているそうです。
1割程度の人しか持っていないと聞いてびっくりしました。

ドナーカード持っていない人が脳死になっても、おそらく医師は臓器提供を提案することはないでしょうね。

私は高校生のときに記入したものをまだ財布に入れていて、
そろそろボロボロなので書き直したいと思ったんですが。。。
どこにもありませんね。
L25なみにレアアイテムのようです。
ネットで調べると市役所、保健所、郵便局くらいにしかないようです。
これでは普及しませんね。

上述のVTRでは、その人の場合渡航・移植手術・入院に7000千万円かかるそうです。諦める人もいるそうです。
社会がドナーカードに無知であるために救える命を見捨てている現実は厳しいと思います。
正義感なんか持たなくても、
自分が死んで困っている人の役に立てるならって思うのが人情ではないでしょうか。

移植するのが嫌な人もOKな人も、その大多数がその意思を示す手段を知らないとすれば法律がある意味がありません。
行政はもっと多くの人に知らせ、企業は消費者の目にふれるところにドナーカードを置き、市民は考えて書いて持つのが社会的な責任ではないでしょうか。

参考HP
http://www.novartis.co.jp/edu/donar/donar.htm
http://www.medi-net.or.jp/tcnet/navi/002.html