東京都が救急医療の改善策を発表

救急医療対策協議会「中間のまとめ」について@東京都
東京都は救急医療に関する問題点とその解決方法の指針を以下のように示しています。

<問題点>

  • 増加する救急搬送患者
  • 減少する救急医療機関

<問題の背景>

  • 救急部門と医療部門の連携不足
  • 救急医療機関の連携不足

<問題の解決策>

  • 救急患者の迅速な受け入れ
  • トリアージの実施」
  • 都民の理解と参加

うーん。あきれてしまいました。
医者がいないから受け入れられないのに
「地域の救急医療機関が相互に協力・連携」しても意味がないはずです。
いちおう<問題の背景>の最後に「医師の不足」を載せていますが、
解決策を示したりはいません。
訴訟リスクや診療報酬の低下のせいで医者が減っているのに
その問題は厚労省の問題だとでも言うかのように触れていません。
巨大な医局がお膝元にたくさんいる東京都なのだから、
地方から引き上げた医師を不足している地域に派遣するよう働きかけるとかできないものなのでしょうか。
残念です。