Apr. 15, Wed.

IT

――米グーグルが無償公開した「Android(アンドロイド)」をはじめ、新しい携帯プラットフォームが登場しています。
日本の携帯電話はいい悪いはともかく、だれもが使いこなせるようなインターネット環境を作ってきました。そこにアンドロイド端末が入ってくると、セキュリティーはどうなのかといった懸念がいろいろ出てくる。携帯電話ではなくインターネットの人が作ったOSだというところが懸念材料です。ただ、アンドロイドのようにオープン性を持った開発環境が今後は当たり前になっていくだろうとは思っています。

Androidソースコードオープンなのでセキュリティリスクが高いのは想像に難くないですね。それに大してKCP+東芝(と三洋?)で閉じたプラットフォームなのでブラックボックスです。先日、ブラウザのハッキングコンテストでも
モバイル端末のブラウザのセキュリティ強度が高かったのはブラックボックスだったことも関係してる気がします。たぶんだけど。
将来、そこらへんで売られてるケータイは「安くて高機能だけどセキュリティリスクが高いオープンソースOSの端末」と「セキュリティリスクが低くて高機能だけど高いメーカー製端末」に分かれるのかな。それじゃだけじゃガラパゴスに変わりなくなってしまいますね。

メディア/マーケティング

数年後にはデジタルフォトフレームのような顔をしたニコ動ビューワー端末が数千円で現れ、企業は放送局の手を借りることなく、直接生活者とコミュニケーションをとり始めるに違いない。
企業はテレビにCMを流したいのではなく、テレビがコミュニケーションツールとしてこれまで有力であったから利用してきたにすぎない。すでにブランディングが完了した企業や商品は、続々と移行していくだろう。
その後も新たな企業がブランディング目的でテレビを活用するだろうが、視聴者もそれなりに減少しているから媒体価値は低下せざるを得ない。すでに昨年あたりからテレビCMのスポンサーの顔ぶれが変わりつつあるのをお気付きだろう。

テレビだけが持っていた優位性が崩れているのはいろいろな人が言っています。ではテレビが保持している優位性は何なのだろう。
昨日、「なんでも鑑定団」で13年目に入ったにもかかわらず、視聴率はほとんど変化していないと司会島田シンスケ氏が言っていました。どっちかといえばお年寄向けの番組なので高視聴率を維持できるという因果関係はあるでしょう。それを見ている私は26歳ですが、面白いと思います。
大してカネをかけなくても多くの人が面白いと思うコンテンツを作れるところがテレビ局の強みだと思います。逆説的ですが。カネがあるなら映画でも作った方がカネになります。宣伝すればみんな観てくれるし。
でもそれに気づいているのはテレビ東京だけなのでは?と思ってしまうのは考えすぎでしょうか。