Apr. 28, Tue. うがい 手洗い ...

社会

夏野氏が面白い散文(?)を書いています。

年金逃げ切り世代の50代は給与が高いにも関わらず失業率は低い。どの会社も新入社員の採用を減らして、高齢社員の雇用を維持しようとするから、定年までは何とか勤め上げられそう。50代以上で、1400兆円にのぼる日本の個人金融資産の80%近く(60代以上で6割)を保持している。日本の繁栄を味わえる最後の世代。これに対して、30代はロストジェネレーションと呼ばれ、大学卒業時にはすでにバブル崩壊。就職は氷河期。年金は払う額以上に受け取れないこともはっきりしている。

賛成できる皮肉に満ちた文章だと思います。でも、これに読んだ若者はどうリアクションをすればいいでしょう。おそらくこの文章は企業の経営者に向けられています。これを読むべき人たちには文章を額面どおり受け取ってほしいですが、私はそれを祈るだけでいいのでしょうか。でもとりあえず投票には行くべきでしょうね。

ビジネス

「母の日」だとか「家族」だとかそろそろ手詰まりな業界です。でもまだ2、3年前までの「勃興期」の夢が忘れられないのかな。

自動車

今まで殿様商売を続けてきたビッグスリーが追い込まれている状況は、実は痛快だったりもするのですが、破綻すれば上向きつつある世界経済が大変なことになるので、潰すにしても方法を慎重に選ぶ必要があります。とりあえずDodge ChargerやFord Mustangのような意味不明なクルマを作ることはやめるべきではあるのですが。

「身近における」「みせびらかすことができる」「高額」の三拍子が揃ったステータス・シンボルは、古今東西“貴金属”か“乗り物”なのである。その意味では、自動車の持つ特別な意味は変わらないだろう。今後、先進国では低エミッションの車を保有することがステータスになるかもしれないが、自動車を捨てるという人は多くはないかもしれない。また、世界を見渡せば、中国に続きインドなどで生活水準の向上とともにステータス・シンボルとしての存在感が増してくることになるだろう。

クルマ好きとして気持ちは分からないでもないのですが、日本では自動車が"ステータス"の座から陥落して久しいので実感はわきません。