Aug. 10, Mon. 明日も雨。。。。。

2、3日テレビや新聞を見ていませんでしたが、マスコミはのりピーと選挙でつまらない感じだったようですね。

洪水

ゲリラ豪雨で局地的な洪水も起きて死者も出ているようです。近畿圏や中国、四国、九州は山間部の急峻な地形で分水嶺が小さい地域が多い。
昔、こういった地形は水はけがよく、「緑のダム」と呼ばれましたが、近年の豪雨はそのキャパさえも超えるようです。
去年も九州で大きい被害が出ていますが、これからもこういったリスクがつきまとうことになりそうです。マクロな観測術では予測が難しいゲリラ豪雨に対しては、現在より精密な観測方法への投資と住民の雨に対する危機意識が重要ですが、それらを用意するのは簡単ではありません。
環境省気象庁が長期的な視点で対策を練る必要がありそうです。
※ もともと地学が好きで、大学のときに水文学もかじりました。文系ですが、いまだに地図大好き少年な私はこんなことも考えながら生活しています。

政治/経済

かつてニュー・レイバーともてはやされた両党の支持率低下には二つの経路が考えられる。一つは労働組合という伝統的な支持基盤が磐石ではなくなっていること。もう一つは90年代末以降に獲得した比較的新しい支持者を失ってきていることである。従来からの支持者をつなぎとめようと、両党は低所得者への給付金や減税措置などを提案・実施してきているが、支持率回復にはつながっていない。むしろそのような「左旋回」に不安を抱いた中道志向の支持者を失ってしまっていると考えられる。昨年秋以降、イギリスもドイツも急速な景気悪化に直面し、両国政府は過去に例を見ない大型歳出を伴う景気刺激策を講じている。そのような対策の必要性は実感されているはずだが、一方で有権者の多数派が新政権に望むのは「大きな政府」ではないということであろう。

8月6日夜のNHKの7時のニュースでは、麻生首相の「核の傘」発言の映像が流された後、それに対する野党側の反論は志位和夫福島瑞穂の発言だけで、広島に来ていた鳩山由紀夫の映像は出なかった。このニュースの構図で一般が受け止めるところは、少数異端の左翼政党である共産党社民党が口を尖らせて反対している案件だから、きっと麻生首相の議論の方が国民の多数を代表したものに違いないという判断である。NHKは政治報道のそうした受容のパターンを熟知した上で、意図的にニュースを構成し放送している。

メディア/マーケティング

現在、急速に売上げを伸ばしているのが、いわゆる「第3のビール」だが、この「第3のビール」というネーミングは、ビールメーカーを大スポンサーにしている大マスコミが、市場を囃し立てるために作りだしたジャンル名であり、あからさまに言ってしまえば、ビールの「まがい物」、フェイク商品のことである。大豆ペプチドやトウモロコシなどを醸造して得られたアルコールにビールエキスと称する<香料>をまぶしただけのシロモノで、こんなものを「ビール」と変わらないと思いながら文句もいわず飲んでいる日本の消費者がつくづく可哀想に思えてくる。世界の中でも最も進んだ消費大国といわれるこの国に暮らして、何の因果でわれわれは、こんな「まがい物」ビールを飲まされなければならないのだろう。