天皇にかかるコストについてメモ

そもそも論、天皇と皇族の生活費って税金でまかなわれているのですが、それって皇室典範とかそういう法律で決まっているのでしょうか。決まってないなら「働かざる者食うべからず」じゃね?
彼らが国民に与える恩恵ってお金に換算しずらいですよね。事業仕分けの対象とかにならないのでしょうか。ならないだろうな。日本人が100年間以上目をつぶってきた問題だし。黒いバスの人たち怖いし。でも国が傾いてるのにいいのかな。
気になったので宮内庁資料(H22年度概算要求)をナナメ読みしてみました。
詳細な内訳の表はよっぽど読まれたくないのかチョー字が小さい上に専門用語だらけ。
概要資料にある唯一読める図に括弧書きで根拠となる法律名なのか「皇室経済法」と記述されています。きいたことないなー。昨今の仕分けブームで逆風なのが分かっているのか「法律で決まっているから仕方ないんだよー」という意図があるのかな。
皇室費の内訳は以下。

  • 内廷費」=天皇,皇太子,皇后の生活費 -> 3億2千万円
  • 皇族費」=各宮家の品位保持(!?) -> 2億8千万円
  • 宮廷費」=皇室財産の維持 -> 58億8千万円

たかだか20-30人の年間の生活費が億単位、「天皇家=ぜいたくな暮らし」という一般的な概念に間違いはなさそうです。
私が感じる問題点は宮家の多さ。明治天皇の嫡子からの分家がたくさん宮家として残っています。宮家を少なくすれば、皇族費宮廷費、そして宮内庁110億あまりの予算も減ります。
公務=儀式(ex.「歌会」「園遊会」=多くの国民には関係ない儀式)が多い組織なので大半の予算は人件費に割かれるのかなーと思いきや、よく分からない消耗品、被服費、賜物も多い。やはり威厳が大事なのかな。
映画じゃなくて、ネットで検索して出た「歌会始」の儀式の模様↓

でもやはり広大な敷地と施設を管理するために相当の予算を割いているので、宮家を減らして要らん設備を外部に貸し出すとかすればいいのでは。
20代の若者(?)である私からすると天皇家の恩恵って年間100円くらいかなと思うんですけど、別に要らないから憲法変えろとかいうわけじゃなくて、もう少し在り方を見直して削れる予算じゃないのかなというのが印象。みなさんはどう思うのかしら。
民主党小沢氏の騒動とは関係ありませんが、ちょっと思ったのでメモってみました。