Apr. 3, Sun. 選挙の季節..

テレビでは忘れられてますが、3.11後初めての統一地方選挙まであと少し。

政治/経済

決して立派な人間ではない私は、意識して東京電力の事を悪く言ったり、書いたりしないようにしている。しかしながら、敵前逃亡と思われても仕方がない様な同社清水社長の不自然な入院や、21箇所と聞く同社の豪華な保養施設に、寒空の下に震える避難民を受け入れようとしない同社の姿勢には余り良い印象を持っていないのは事実である。

東電が叩かれるのは、事故が起きてしまったことではなく、その対応がマズいからであり、改善しないからでしょうか。

9・11でアメリカは変わったといわれたが、「テロとの闘い」なんて幻想だった。それに比べれば、3・11は日本の歴史を変えるインパクトをもつかもしれない。成長から衰退の局面に入る日本が「第二の敗戦」からやり直すためには、今までより貧しくなる覚悟と多くのつらい選択が必要だろう。今の政治にその覚悟があるとは思えないが。

社会

繰り返していおう、我々はもう、3.11以前の世界に戻ることはできない。
テレビが連日流している映像に象徴されているように、巨大地震津波は、これまで築き上げ信じていてものを奪い去り、戻る場所さえ跡形も無くなってしまったからだ。その現実を受け止めることは誰にとっても極めて苛酷なことではあるが、そのことが3.11で亡くなられた人々に対して、生き残った者たちができる唯一の弔いである。我々は前を向き、この第二の敗戦を生き延びなければならない。