エコドライブ論 -燃費-

私は自動車が大好きです。運転も大好きです。
しかし、同時に地球温暖化に対して大きな危機感を持っています。
だから自分自身は自動車を所有していません。
ときどきストレス解消のために自動車をレンタルするなどして
運転を楽しんでいます。
このスタイルのいい点は、いろいろな自動車に"試乗"できることです。

また運転の中でエコドライブを心がけています。
その中で見つけた有効な運転術を書き留めていきたいと思います。

今日は「燃費」についてです。

昨今の"石油危機"状況下では自動車の燃費が消費者の注目の的となっています。しかし、日本の自動車カタログに記載されている燃費は10・15モードによる測定です。これは基準であって実際にそのようになるとは限りません。

10・15モードは「アイドリング→走行→アイドリング→走行→アイドリング」の手順を、走行速度20-40km/hを3回、40-70km/hを1回行った結果を算出する。この計測を5分程度かけて行います。
10・15モードは、もともとただ直線を走っているだけの燃費では路上運転の参考にはならないため設けられた基準です。
しかし、上記のとおり低速運転を中心に時間をかけて行うため、計測時の回転数はそんなに上がらないことは容易に予想できます。

だから回転数が高い運転をすれば10・15モード基準より燃費は低下します。
つまり停止時から動き出すときなどにアクセルをふかしていると、自動車の「燃費」が優れていてもガソリンを食って性能は台無しです。

これは運転者の心理状態や性格が大きく影響します。
せっかちな性格やイライラが原因で、信号待ちや渋滞でアクセルを踏みこんでいるとガソリンはどんどん減っていきます。アクセルはゆっくりと踏み込むことがベストなのです。
「落ち着いた精神状態で運転に臨むこと」が安全だけでなくエコをもたらします。