コロナ社 CV関連書籍について

気がついたら似たようなタイトルの本が3冊あるなと思ったら全部コロナ社だったのでちょっと紹介。

コンピュータビジョン -視覚の幾何学-

名工大佐藤淳先生の著。
投影カメラモデル、各種変換、エピポーラ幾何などCVの基礎理論を解説。私にとっては詰まったらここに立ち戻ることが多い、リファレンス的な役割。

コンピュータビジョン―視覚の幾何学

コンピュータビジョン―視覚の幾何学

ロボットビジョンの基礎

東北大出口光一郎先生の著作。
ステレオ、動画像、ビジュアルサーボなど最先端の応用理論を解説。タイトルどおりロボットへの応用を前提に書かれている。"基礎"だからといって入門書として買うと痛い目にあう。やりたいことを見つけたり、想像を膨らませるのにいい。

ロボットビジョンの基礎

ロボットビジョンの基礎

マシンビジョン

香川大の石井明先生と岐阜大の斉藤文彦先生の著です。
光学系、フィルタ、特徴解析、形状解析など実践的な技術を解説しています。検査システム向け。私はこの本から入ったので、OpenCVのフィルタが内部で何をしているのかソースコードを読んだりするのに役に立ちました。

マシンビジョン (ロボティクスシリーズ)

マシンビジョン (ロボティクスシリーズ)

まとめぃ

似たようなタイトルの3冊、章立てだけ見ると重複している箇所もありますが、上述のように中身は別もの。
CVは裾野が広いというか、いろいろなことを知らないと出来ないもんだなと思います。
出版年順に並べましたが、同時に読むべき順序もこの順です。まず佐藤先生の本を頭に入れてないと、出口先生の本は役に立ちません。

なぜこんなことを思い立ったかというとコロナ社4冊目を購入してしまったからです。

OpenGLによる3次元CGプログラミング

OpenGLによる3次元CGプログラミング